【縄文の谷 Kitchen 開】ナニコレ珍百景で紹介された限界集落のレストラン

本記事では、岩手県西和賀町にある「縄文の谷 Kitchen 開」をご紹介します。

テレビの人気番組『ナニコレ珍百景』で「岩手の山奥に客続々のレストランがある」と紹介されていましたが、当地を一度も訪れたことのない方にとっては「岩手の山奥?」と不安も多いのではないでしょうか。

この記事では、

『どんなお店?』

『山奥っ?そこに本当にたどり着けるのか?』

『メニューは?』

そんな疑問に、現地を何度も訪れた経験を持つ筆者がお答えします。

縄文の谷 Kitchen 開とは?山間の限界集落に続々と人を呼ぶ創作料理店

「縄文の谷 Kitchen 開」岩手県西和賀町の限界集落とされる地域(本屋敷)にある創作料理レストランです。

地元で採れた野菜や山菜、肉、魚、時には道端に生えている草など(もちろん食べられます)を使い、提供されるオーナーシェフ(鈴木さん)渾身の創作料理は絶品です。

2世帯4人の高齢者しか住んでいないという限界集落。周辺には何もなく、ただ山と川、そして空があるだけです。そんなロケーションを物ともせず鈴木シェフの味を求めて、今日も食いしん坊たちが集まってきます。

店名の由来

まずは、縄文の谷(じょうもんのたに)。これは現地に行けば「なるほどっ!」とわかります。手つかずの大自然、そしてお店の裏には南本内川の谷。遥か縄文の昔から変わらないであろう風景がそこにあります。近くから縄文式土器も見つかっているそうです。

そして、キッチン開(キッチンかい)。オーナーシェフの鈴木さんが作家の開高健さんの大ファンであるところに由来します。もう開高健さんのことが好き過ぎて、お店をオープンする際に、茅ヶ崎の「開高健記念館」に問い合わせて、名前の一字「開」をもらったのだそうです。「この地を開く!」との思いも込められています。

お店の雰囲気

山の中の古民家を改装したレストランで、周辺には何もありません。川のせせらぎ、草原を渡る風、鳥のさえずり、虫の音、本当に静かです。店内は古木の床がとても気持ちが良いです。大きな窓があり、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。

縄文の谷 Kitchen 開の場所はどこ?

「縄文の谷 Kitchen 開」を初めて訪れる方にとって一番不安に思うことは、「果たしてたどり着けるのだろうか?」ということではないでしょうか。田舎道には相当慣れているはずの筆者でも最初はとても不安でした。

何もない山の中なので、地図を見ても目印になるようなものはありません。

Googleマップで見る

MAPを頼りに車を走らせ、国道107号線から錦秋湖を渡り、臆することなく、どんどん山の中へ。10分ほど走ると、徐々に民家がなくなり、人気もなくなり、「あれっ!道を間違えたかな?」「この先にレストランなんて本当にあるのか?」と不安がMAXになるタイミングがあります。でも、そこまで来ればもう大丈夫です!右前方に古民家風の建物がポツンと見えてきます。

住 所:〒029-5513  岩手県 和賀郡 西和賀町 本屋敷 48-190-6

※県内一の豪雪地帯です。冬場、雪道に慣れていない方は、最寄駅からタクシー等のご利用をおすすめします

最寄駅:ゆだ錦秋湖駅から車で15分

メニューは?

調達した食材(買ったり、貰ったり、採ったり、拾ったり、釣ったり…)によって、提供するメニューを考えているので、特に決まったメニューはありません。

おまかせのランチコースで2,500円(税別)。

因みに筆者は、かれこれ6〜7回は通っていますが、自家製パンを除いて、同じメニューが出てきたことは一度もありません。

地元の新鮮な野菜、山菜、木の実、肉、魚をふんだんに使った創作料理は、味はもちろん一級品なのですが、見た目にも美しく、本当に素晴らしいです。運ばれてくる石のプレートには、お料理と一緒にシェフ自らがレストランの周りで摘んできた草花や、冬ですと雪やツララが芸術的にあしらわれていて、とても贅沢な気分になります。

縄文の谷 Kitchen 開 とある日のランチメニュー

筆者が何度も何度も通い続けている「縄文の谷 Kitchen 開」ですが、やはり写真で見るのが一番分かりやすいと思います!

味はもちろん!見た目にも美しいキッチン開の芸術的なお料理、とある日のランチメニューを公開します。

まずは、レストランの近くから汲んできた湧水!

湧水
キッチン開の湧水

適温に冷やされ、軟らかでとても美味しいです。

 

そして前菜!

前菜
キッチン開 前菜

バーニャ・カウダに添えられたディップは、西和賀のイワナを使用した「Kitchen開 いわなのバーニャ」。アンチョビの代わりにイワナを使ってしまうアイディアが素晴らしい鈴木シェフの発明品!

 

続いてメイン!

メイン
キッチン開 メイン

鮭、チキン、ジャガイモ、アボカド、レモン、オクラ・・・。いろんな食材を使ってますが、結局この料理の主役は黄色の「かぼちゃソース」(鈴木シェフ談)なんだとか。「恋するマロン」という品種のかぼちゃで、甘さが際立っていました。

 

そして、香茸(コウタケ)のリゾット&野菜スープ!

リゾット
キッチン開 香茸のリゾットと野菜スープ

幻のキノコとも言われる「香茸(コウタケ)」ですが、西和賀では普通に採れるのでしょうか?この香茸のリゾットと野菜スープのやさしい味が絶品でした!

真ん中にデーンと横たわっているのは、みんな大好き、西和賀町特産の高級山菜「西わらび」の薫製です。

 

そして、そして!メインイベントのデザートですw

デザート
キッチン開 デザート

近くの山で採ってきた草花、木、ホップの実などをあしらった盛り付けが美しいですね。オカラを使用したケーキにヨーグルトとブルーベリーソース、シャインマスカットが添えられています。

鈴木シェフにケーキの名前を聞いたところ「Tofkus(トフカス)」と言って笑っていました。トフカス=豆腐粕、、、洒落っ気も一級品なのです。

ちなみに、ソースに使っているブルーベリーは、「いさわ産直センターあじさい」で栽培されたものなんだそうです。地元食材にこだわり続ける姿勢がかっこいいですね。

 

コーヒーも旨い!

コーヒー
キッチン開 コーヒー

お替り用のコーヒーが南部鉄瓶で運ばれてきました。とっても贅沢!

南部鉄瓶
キッチン開 お替わりコーヒは南部鉄器に!

今回も、とっても贅沢で豊かな時間を過ごすことができました。

縄文の谷 Kitchen開は予約がオススメ

縄文の谷 Kitchen 開は予約してから行った方が良い

山奥の限界集落とはいえ、テレビに何度も取り上げられるほどの人気店です。「遠路せっかく来たのに満席…」なんてことのないように、ぜひ予約をしてからお出かけすることをおすすめします。

お店情報

営業日 夏季:  木曜・金曜・土曜・日曜 / 冬季:土日のみ営業

電 話 090-8786-1990(鈴木)

営業日、時間は、世の中の情勢に合わせて変更されることも多いです。また、定休日でも、事前に予約すれば対応してくれる場合もあります。ぜひ電話で確認してみてくださいね。

まとめ

岩手県西和賀町の限界集落にあるレストラン「縄文の谷 Kitchen 開」をご紹介させていただきました。

旬の食材をふんだんに使って紡ぎ出される鈴木シェフの創作料理は、味はもとより、見た目にも美しく、訪れるたびにサプライズがあります。

「次に訪れる時はどんなお料理が出てくるのだろう?」とワクワクし、ついついリピートしてしまう、そんな魅力的なお店なのです。ちょっと遠い山の中ですが一度足を運んでみてください。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。